まゆげのゲームレビュー

閃の軌跡レビュー・考察ブログです

【閃の軌跡Ⅳ】ミルミラージュやばすぎ問題、軍人多すぎ問題<細かい設定のわりには数字の扱いが雑>

※本記事には閃の軌跡Ⅳのネタバレが含まれます。閲覧にはご注意ください。

 

本日も張り切って閃の軌跡の粗探しをしていきます。

早速ですが、下のスクショをご覧ください。

f:id:mayuge_purys:20181114210410j:plain

ミュゼさんが初めてミルディーヌ公女としてユウナたちの前に現れたときのシーンです。

 少し話を思い出してみましょう。私も忘れてるので。

 ミュゼとはあくまで世を忍ぶ仮の姿、その正体はなんとミルーディヌ・なんとか・カイエン公でした。スーパー貴族であるミルディーヌさんはめちゃくちゃ顔が広いようで、オーレリアやウォレス、近隣諸国に協力を仰ぎ決起軍を結成しました。その目的はオズボーン宰相の大地の竜(ヨルムンガンド)作戦に対抗することにあります。対抗策の名は千の陽炎(ミル・ミラージュ)です。
作戦名なんか言われてもなんのこっちゃとなりますが、つまりはエレボニア帝国がカルバード共和国に侵攻するのでそれを食い止めるぜって話です。ただし、ノーガードで殴り合うのか発動すれば数百万規模の死者が出ちゃう、けどもうこれしかないの、っていう場面です。

 

次にこのスクショをご覧ください。

f:id:mayuge_purys:20181114210659j:plain

f:id:mayuge_purys:20181114210824j:plain

 トワ会長の言っている120万という数字は、帝国軍の兵力です。

それに対し、ミュゼさんの作戦に協力してくれた兵力もなんやかんやで120万
これで互角だぜ!という説明をやたら細かくしてくれているシーンです。

 なるほど、120万120万世界大戦か…。

そりゃミュゼが言っていた通り数百万人規模の犠牲者が出るわ…。

数百万人規模の犠牲者…。

 え、多くない?

120万 対 120万の戦争で数百万人の犠牲者出ちゃうの?
民間人めっちゃ巻き込みすぎじゃない?

 っていうか、そもそも軍人多くない?

 はい、というわけで今回考えたいのは

ミルミラージュやばすぎ問題

軍人多すぎ問題

 です。

いってみましょう。

 

ミルミラージュやばすぎ問題

まずはこの問題から。なぜ疑問を持ったかというと、閃の軌跡は各都市の人口などがなぜか細かく設定されているので人口についてはなんとなくイメージがあったんです。帝国の大きな都市と言っても100万以上の都市はありませんでしたから、日本における政令指定都市以下の規模なんだなーと思った記憶があります。つまりそんなに人口はいないはずなんです。

 

それではまず帝国の人口をおさらいしてみましょう
※参照元 トップページ - 英雄伝説 軌跡シリーズ総合Wiki - アットウィキ

 

エレボニア帝国
ヘイムダル    86万 堺市よりちょっと多いくらい
オルディス    46万 金沢市くらい
バリアハート   30万 盛岡市、福島市くらい
ルーレ      20万 熊谷市、山口市くらい
セントアーク   15万 ひたちなか市、磐田市とかなんかそんな感じ
ジュライ     15万
クロスベル    50万 宇都宮市くらい
その他の都市※  80万

※トリスタ、リーヴス、ケルディック、レグラム、ユミル、ラクウェル、グレンヴィル、パルムについてはデータがなかったのでざっくり多く見積もって8都市×10万で80万にしときました

     342万 横浜市より少ないくらい

 

 続いて千の陽炎に参加する諸国の人口を調べたかったのですが、細かいデータがありませんでした。カルバード共和国はエレボニアと同程度らしいので342万人としましょう。レミフェリア公国、リベール王国、アルテリア法国はかなり面積が小さいのでそれほど人口はいないでしょう。かなり多く見積もって3国×100万で300万とします。

 
そうすると、戦争に参加する国の人口の合計は、

ざっくり1000万人 神奈川県以上東京都未満くらい

つまりこれが軌跡世界における総人口と捉えていいでしょう。

 

では問題の発言をもう一度思い出しましょう。数百万規模とあります。つまり人口の10%以上は戦死するかもしれないということです。まじかよ。

 

というわけで、多くの戦死者が出た現実世界の世界大戦時と比較してみましょう。

 

戦死者の数は諸説あるようで、サイトによってかなり数字は異なっていますが、ここでは知恵袋さんで見つけたデータ(第一次世界大戦、第二次世界大戦の犠牲者の数わ合計何人ぐらい... - Yahoo!知恵袋)が使いやすかったのでそのまま拝借。

 

第一次世界大戦の世界の戦死者÷当時の(1913年)世界総人口×100
・・・992万人÷179109万人×100=0.55%

第二次世界大戦の世界の戦死者÷当時の(1940年)世界総人口×100
・・・6200万人÷230000万人×100=2.70%

太平洋戦争の日本の戦死者÷当時の(1940年)日本総人口×100
・・・213万人÷7000万人×100=3.04%

 

これらの数字を見てわかる通り、人口の10%以上が戦死するってさすがにとんでもなさすぎだろ。最終的には世界を滅ぼすであろうヨルムンガンド作戦に比べればましなのかもしれませんが…。

いやね、ファンタジーですからね、多少大げさにしたほうが危機感も悲壮感も得られますから。そこはまぁ良しとしましょう。

でもね、そもそもわざわざ作中で人口や兵力なんかを説明する必要ないんですよ。順列や割合で示した方がいいです。設定を作ってるのはえらい。でもそんなのプレイヤーに言っても伝わらない&覚えられないんですから。この世界において数百万規模の死者が出るとはどういうことなのかその数字の意味するところを説明すべきです。

それともう一つ。ミュゼの作戦に簡単に乗っかりすぎでしょ、各国首脳陣。反対意見とか一切ないですからねあの人たち。いくつかの案からそれを選んだならまだいいんですが、そういった描写はないです。

そして、戦争始めるぜ!ってとこまで行ったのに人が死ぬ描写もなくなぜかあっさり停戦となるなんて正に茶番劇でした。まじで何を見せたかったんだろう。

 

軍人多すぎ問題

これは比較的人口がはっきりしてる帝国の人口で見ましょう。

上にある通り、エレボニア帝国の人口はざっくり342万です。
そして帝国軍の兵力が120万。
忘れてはいけないのがヴァイスラント決起軍です。この軍は帝国人で構成されていると思われるので、プラス10万人の軍人がいることになります。

 

そうすると、帝国人に対する兵力の割合は

なんと38.0%

これは相当やばいでしょ。国民の約4割が軍人ですよ。

 

はい、というわけで現実世界と比較してみましょう。

世界ランキング統計局の値を用いて、国人口に対する兵力の割合を算出してみました。
※兵力は、現役軍・予備役・準軍事組織の合算

 

まず日本を見てみましょうか。

・日本 人口12,714万 兵力31万 兵力割合0.25%

少ないですね…。

 

次に、人口も兵力も共に世界1位の中国は?

・中国 人口138,556万 兵力345万 兵力割合0.25%

割合で見れば日本も中国も大して変わらないんですね。

 

じゃあアメリカは?

・アメリカ 人口32,005万 兵力243万 兵力割合0.76%

へー、意外と少ない?

 

そろそろ一気に行きましょう。トップ3の発表です。

・3位 ロシア  人口14,283万 軍人2,143万 兵力割合15.0%

・2位 韓国    人口4,926万 軍人815万 兵力割合16.5%

・1位 北朝鮮  人口2,489万 軍人749万 兵力割合30.0%

貫禄のトップ3ですね。いずれの国も徴兵制が生きてる国ですので、うーんさすがというか。北朝鮮はやばいですね。まさかここまで割合が高いとは思わなかったです。

でもね、北朝鮮よりやばいのが、

 そう!エレボニア帝国です。思ったより差が大きくなかったので落胆しています


以上です。またお会いしましょう。