まゆげのゲームレビュー

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【黎の軌跡Ⅰ】2万字のプレイメモと200枚のスクショで振り返るストーリー 後編+感想

※本記事は黎の軌跡のネタバレを多く含みます。

 ようこそだ。まゆげと申します。

 黎の軌跡Ⅰについて、プレイした当時のメモを基にストーリーの全体像を振り返ると共にプレイ時の率直な感想を共有したいと思います。前後の繋がりがわかりにくい部分や過ぎた言葉遣いなどは修正しています。また、小文字で補足したりしてます。

 そこそこ長くなっちゃったので前後編に分けてます。前編はこちら

 

 

 

 

 

第4章

コネクトイベント≠絆イベント

 いつもの昼クエストタイム。コネクトイベントのジュディスの話がすごいよかった。

 


 ジンに13街区(黒芒街)に付き合うよう言われる。13街区とは地下に広がる治外法権の場所らしい。意味不明。元々は何のための地下だったのだろうか。それにしても軌跡って何かと地下が出てくるけど規模がやばい。飛行機だ鉄道だなんだ言ってるけど土木技術が一番発展してると思う。

 

 ツァオ、教会のフードの人(アシュラッド副兵長)、ヴァルターがいて情報交換したいとのこと。と思ったらバトル開始。意味不明。CID室長のキリカが止めに入る。教会の人らしき二人(リオンとセリス)もつれている。謎の会話の後エレイン含むヴァンの仲間が到着。興醒めしたらしいヴァルターと教会一味が退散。何しにきたのか。

 

 改めて情報交換らしい。人二人減ってますけど。アルマータにはバックに組織がいるとのこと。ヴァンはこれについて当たりがついていたらしくガーデンという暗殺組織だろうと。ヴァン知ってたなら情報交換の意味なくないか。彼らの目的はわからんのでこれからもヴァンを繋ぎにして情報交換しましょうってことらしい。っていうかなんでわざわざここに集まったんだろう。見られるとまずいか

 ついてきちゃった事務所の面々に13街区を案内することに。

 

 外に出て昼を取ろうとしたらリムジンが。中にはシェリド公太子とキンケイド。エルザイム公国とCIDが共同で依頼したいらしい。頼む相手絶対間違えてる。
 依頼とは、ヴェルヌ社のあるバーゼル市の異変の調査。街の導力に異常が見られたりよくわからんやつが出入りしているらしい。エルザイム公国はヴェルヌ社に出資している立場にあるが、どうにもそこのCEOの様子がおかしく、何かを隠している様子。CIDとしてはヴェルヌ社が開発しているザイファの民生化もあるためだが、まだほかにも意図があるらしい。また、ヴァリス市国のヴァリス投資銀行はヴェルヌ社(とマルドゥック社)の出資元らしく、こちらにも動きがあった場合の窓口となることを期待しているらしい。だから頼む相手おかしいと思う。

 でもやっぱりゲネシス光る。ちなみに平日の三日間ということだがアニエスは学校の実地視察と重なるので来れるっぽい。ついてるね。

 アニエスは大統領の娘っぽいがまだ名言されていない。ヴァンとともに共和国を見て回って(そのためにもその土地でのクエストが必要なのだろう)、父親とどう向き合うべきなのかが見えてきている、らしい。それがこのゲームの終着点のひとつに感じる。

 アルマータ(とガーデン)への出資元はヴァリス投資銀行なのかな。あと兵器の横流しも。わざわざリゼットがマルドゥック社の出資元でもあると挟んだのは伏線っぽい。はずれです

 

 一同バーゼル市へ。ヴェルヌ社へ社長へ会いに行く。社長は塩対応で何かを隠しているようでヴァンたちを煙たがっている様子。株主であるエルザイム公国からの依頼であるため最低限のやり取りで済ませようとしている。その窓口としてカトルを紹介される。ショーパンにロングブーツで男だと。
 アニエスたちアラミス女学院の連中も理科大学にやってきた。カトルに案内されて職人街へ。ヴァンたちと合流。

 

 どうせ大した情報出ないやろみたいなノリで依頼を確かめることに。どうやら大学でパワハラがある様子。たぶん珍しく本編とクエストが連動しているパターン。
 街での情報収集を終え、大学に行きたいがトラム利用権限がないためカトルに相談することに。カトルと通信するも様子がおかしい。
 カトルの馴染みのジストール工房に行き状況を説明する。どうやらカトルはレアメタル採掘場に行ったらしい。

 

 採掘場の奥に行くと魔獣と交戦中のカトル。これを助ける。さらにピンチになったところをC級アルヴィスくんが助けてくれる。かっこいい。独立した導力灯に不具合が起きるらしい。魔獣避けにもなっているのでこれがおかしくなると魔獣がよってくる的な。

 

 カトルを助けたことで工房の親方の信頼もアップ。トラムに乗れる権限をもらい大学へ。大学で諸々情報を入手し、パワハラ野郎はキャラハン教授であると推察。警備を言いくるめてキャラハン教授へお目通りがかなう。教授に直接パワハラ容疑について言及するも自らを省みる様子はない。挙句、カトルに手を上げる。

 確かなことはわからなかったものの、キャラハン教授は何か膨大な計算処理を行っているっぽい。夜、再度大学を調査することに。大学でCIDのカエラ少尉に出くわす。こいつもヴァンとは別働で動いてたっぽい。

 並列分散処理とやらですごい計算するとすごい導力をくうので色々他にしわ寄せがいくらしい。そのための設備を揃えられたのはアルマータが背後にいるためであると推測。ヴェルヌ社CEOはこれらのことを見て見ぬふりをしていたらしい。ジスカール親方これを一括。かっこいい。そしてキャラハン教授が行方不明に。

 

 キャラハン教授は別の場所で研究しているだろうことを推測。峡谷の施設に向かう。
 施設に行くとキャラハン教授の手記が見つかる。アルマータと手を組んだこと、そして研究内容について。カトルはこれを反応兵器と推察。その時謎の物音が。

  施設の外に出ると沼に浮かぶキャラハン教授。そして間髪入れず街が兵器に襲われているとレンから連絡が入る。

 

アウローラ(なんかすごいコンピュータ)withゲネシス

 街の兵器を排除しつつアウローラがある天文台へ。そこにはメルキオルと痴女人形使い(オランピア)が。どうせ倒せない戦闘開始。

 ゲネシスの力でAIキャラハン誕生。コンピュータは用済みになったらしくメルキオルはこれを破壊しようとする。カトルはハミルトン博士の残したコンピュータを守るため特攻してしまう。が、それを上回るスピードでリゼットがカトルをかばい、自身がダメージを受ける。リゼットの体はほとんどロボットだった。

 

カシムはフェリのお兄ちゃんでヴァンの元教官

 そこへマルドゥック社が派遣される。大統領府が都市を封鎖しその間の治安維持のために依頼したらしい。CIDや警察がくるまでの繋ぎなのかな、たぶん。
 そいつらが介入するまでの間にアルマータの目論見を潰して事態を収束させたい的な話になる。アウローラにはプロトタイプがあったらしく、七耀脈と導力ネットの範囲から廃工場にあると推察しそこに向かう。じゃあ天文台のコンピュータ用済みじゃなくね?アウローラを破壊したのは矛盾点であることからプロトタイプに辿り着くので作中でも言及されてることだがやっぱり壊す必要はないよね。っていうか最初からプロトタイプの方を使ってればいいのでは

 

 廃工場に突入。プロトアウローラとゲネシスを利用しつつ反応兵器を造るため演算してるAIキャラハン。メルキオルと痴女と再戦。

 当然倒せない。レンが助けに入る。人形兵器にAIキャラハンが乗り移り、バトル。

 

 これまた倒せない。ロボビームを受けてピンチになったところでいつもの。グレンデル戦へ。

撃破。メルキオル達はもちろん撤退。

 AIキャラハンはゲネシスがなくなったせいで維持できない的な感じで崩壊開始。死の際で改心し技術データをカトルに託すも解析はむりぽとうなだれる。天才があと二人くらいいれば…!いたよ、ヤン兄とハミルトン博士が!でかした!

 ハミルトン博士がなんかいい感じのこと言ってAIキャラハン先生は満足して召される。

 

 技術顧問とやらという形でヴァンのもとにきたカトルくん。リゼットもソフト専門なので役割分担できる的な。いやお前大学は??

 

 

 

間章

 まず間章ってなに?造語?

 章冒頭。なんかすごい技で葉っぱを斬る新キャラの女。斑鳩という組織の姫らしい。そしてこれまた新キャラの偉丈夫がこれを遠巻きに見るが気付かれている様子。つよそー。

 

 マクシムがアルマータとつながっているか確かめるためマクシムに接触したジュディス。が、ゴシップにすっぱぬかれる。

 

 カトルが加入。ゲネシスを見てもらうけどプロテクトっぽいのがあってよくわからんとのこと。でもメアが自由意志を獲得する現象は再現性があるのでその時のゲネシスの役割を観察させてねとのこと。カトルと街を見回りながらクエスト。

 

 ディンゴの紹介でマクシムから依頼。元カノの居場所を探したいので、タイムカプセルを掘り起こしたいとのこと。今は魔獣で巣くっている公園の奥地に赴く。

 

 公園にはでかい蜘蛛が。ついでにわざとピンチになってグレンデルになる時の状況を確認。初めて能動的にゲネシスとグレンデルを利用する。メアと話すことができたけど認識できない例のやつ。匂わせおつ。

 タイムカプセル発見。相手はポーレットであるとわかる。モンマルトへ。ポーレットは気づいていない振りをして夕飯を食べていくようマクシムを誘う。ポーレットめちゃくちゃできた女性だなぁ。

 

 元依頼人(ファン、シェリド、ハミルトン、あと一人)たちの好意で龍來(ろんらい)の温泉旅行に招待される。マクシムについてポーレットが親父さんと話せる時間を作るためにユメもつれていく。なんか色々イベント見るやつ。

 もろもろ楽しんだ後、なぜか掲示板に依頼がある。依頼人はガイドの少年。観光客に危険な場所を教えてしまったらしく、探してほしいとのこと。瀑布へ向かう。

 ゴシップ記事撮られたことを反省して滝行しているジュディスを見つける。襲い来る幻獣。グリムキャッツと共にこれを撃退。不器用に肩肘を張り続けるグリムキャッツに優しく声を掛けるヴァン。ジュディスはようやく自分の正体を明かす。このシーンはジュディスだけボイスありだったのはほんともったいない。そういうシーン多いけど

 夜にヴァンの元修行先へ。仲間も気にかけていたらしく結局集まっちゃう。そこにはロックスミス元大統領が。招待者のうちの一人はこいつだったらしい。一度会ってみたかったとかなんとか。今の共和国は帝国の賠償金と政府の政策で潤ってるけど反面アルマータみたいのもはびこってるぞ、裏解決屋のおまえらに期待してるぞ的な。いやそんなはっきり言ってないけど。アニエスと大統領関連の話がはっきりしてないからかなんかぼやっとした話が多かった。

 

 翌日、ユメが行方不明になる。聞き取り調査の結果山脈方面に行ってしまったらしい。これを追う。

  

 ユメはメアが意識を乗っ取った状態だった。追いかけっこ。これを一人の女性が捕まえる。彼女はシズナ。何か手合わせしようとかいう。いつもの茶番戦闘。

 ヴァンに奥の手があることを見抜きそれを引き出すためリィンさんの完コピまで披露するシズナ。最優先はユメの保護であると説教するジュディス。えらいぞジュディス。

 その場には実はガーデンの幹部アリオッチがいた。隙があったら皆殺しにしようとしていたらしい。次をたのしみにしているとのこと。不意打ちしようとしてたやつのセリフかそれ。

 メアがこの山に来たのはピーーー音の気配を感じたかららしい。ザ・ストレス。

 

 帰路に就く。自宅はパパラッチがいるので泊まるところに困っているジュディス。リゼットがホテルを探してくれるらしい。このやり取り自体は別に伏線とかじゃなくてただの雑談なんだろうけどジュディス関連の描写が異様にしっかりしている気がする。自然に聞いてられる会話が多いというか。

なぜか現役のラジオ

 首都高がすごい渋滞。モンマルトに到着すると政府からの臨時ニュースが。最初(第1章)に行ったクレイユ村がとんでもない兵器でちゅどーんされたとのこと。非常事態宣言発令。事態を察して膝をつくカトル。マリエルがヴァンに泣きつく。クレイユ村にはディンゴがアルマータ関連の何かをかぎつけ出向いていたらしい。

 

 

 

第5章

 クレイユ村での出来事。ジェラールはディンゴを始末するために村に誘い込んでいた。二人はお知り合いらしい。実は知り合いでしたパターン多すぎてなんだかな。うぉ、こいつら知り合いかよってなるか。なるけど。

 

 ジェラールはディンゴを野放しにするわけにいかないと考えたっぽい。ディンゴ評価高いな。始末するのはついでらしいけど。冥途の土産にスクープを撮らせてやる、ということでジェラールは反応兵器を使う。無理やり造った反応兵器なので起爆も無理やりするらしい。爆発の瞬間をカメラに収め即アップロード、ヴァンとマリエルに託す。ジェラールはチート転移が出来るらしいです

 

 キンケイドからの依頼で手配魔獣の討伐に向かう。そこにはアルマータを取り逃がしたことを不甲斐なく思い無茶な戦い方をするエレインが。助太刀し、ヴァンが軽く説教するがそんなことはわかってると。それならなぜ側にいてくれなかったのかと。黙るヴァン。

 

 マリエルが情報を求めて黒芒街に向かっているらしく探しに行くことに。黒芒街はアルマータの影響で治安がさらに悪化、マリエルは傭兵崩れに絡まれていた。それを一蹴したのはヴァンの師匠、旧名バルクホルン、ベルガルド。黒月の長老と共に現れる。黒月は大統領府との約定により黒芒街を仕切るという。

 

 ベルガルドとの情報交換。ある都市にアルマータは集合しているらしく、自らその場所を各所に明かしているとのこと。あらゆる組織が動き出しているらしい。

それやめろ

 話の最中、結社の執行者2名が訪ねてくる。彼らは元月光木馬団所属だったが、結社に敗れて軍門に下ったとのこと。木馬団の他のやつらとD∴G教団のやつらの集合体がアルマータになったとかなんとか。彼らからするとアルマータは結社の計画の邪魔になりそうなのでつぶすことにしたらしい。その計画についてちゃんと聞けよまじで。で、裏の連中がいっぱい集まりそうだからバランスをとるためにお前らも来いとのこと。理屈がわからん。

 そんなこんなでアルマータがいる都市であるオラシオンへ行くことになっちゃう。何か一人ひとり行く理由言ってたけどみんなでのこのこ行くのがわからん。間違いなく罠でしょ。ってか村ひとつ滅んでるんだから同じこと起こるって思うでしょ。アルマータの目的について議論なさすぎでしょ。

 

 出発時。アニエスのお友達が止めに来る。そりゃそうだ。家族のことを理由にするなら行くなと。そりゃそうだ。でもちゃうよと。自分が自分という個人として出来ることがある、そのために行くんやでと。アニエスが自分にできることとは何なのか。重要ポイント。今作の終着点に向かってる感出てきた。

 そこにキンケイドと大統領が。なんかいい感じのこと言って娘よろしくとのこと。ようやく大統領がアニエスの父であることが明かされる。ひっぱったなぁ。

 車とバイクでオラシオンへ。ノーヘル。まぁこれはそういう法律なんでしょうけどなんだかな。ヘルメット被せたモデル作るのめんどいだけ説

 

 オラシオンに着くとキンケイドから都に入った連中の紹介。怒涛の二重山括弧。

 ジェラールから連絡が入る。一つの組織だけがアルマータに面通りできるバトルロイヤルや!ジャッジはゲネシスや!ルール無視したら反応兵器で市民ごとどかんや!とのこと。

いやいやいやいや

 正に有象無象。それにしてもゲネシスについて出し抜かれまくり。何でこんな簡単に手に入ってるのか。ゲネシスレーダー持ってるでしょ。ゲネシスは在るべきところに行く、って言うならそれってもはやアルマータの元なのでは。説明あるのかな。もちろんない っていうかマジでもっとちゃんと探しにいきなさいよ。

 ルールを確認し、他の勢力と協力することが可能と判断。協力者は遊撃士、斑鳩、黒月、結社から選べる。

協力者に相談、もちろん力試しされる。斑鳩にしました

 一日目。協力協定はイエローカードだったらしくペナルティとしてアリオッチと戦わされる。

 遊撃士倒す。

 ヴィオーラ倒す。

 二日目。クエストタイム。

 黒月倒す。

 アレクサンドル倒す。

 クエストタイム。

 三日目。ヴァルターとルクレツィア倒す。もちろん全く倒せてないけど。ハーウッドがめんどくなって棄権する。俺も棄権したい。

なんと戦闘なし うれしー

 MK社カシムを出し抜く。

 別口の参加権を持ってたエレイン倒す。

 オランピア倒す。

 バトルロイヤルは決着しジェラールに会う権利を得る。アニエスが何か始める。

かんべんしてちょんまげ

 からのクエストタイム。

 

 教会イスカリオのアシュラッド副兵長はエレインの父親であるクレイシー社社長エドモンを外法認定し暗殺しようとする。助けに入るエレイン。同時にアルマータに資金提供していたのは父である事実をつきつける。ヴァリス投資銀行じゃなかった

 社長を処分しにきたメルキオル。間一髪でヴァンたちが駆けつける。メルキオルとアリオッチ戦。もちろん倒せず撤退していく。エドモン社長はエレインが逮捕。

 

 アニエスは万一の爆発に備え子供たちだけでも飛行船に避難させる。えらい。

 ジェラールの居る王城に向かう。

 

 アリオッチ倒す。メルキオル以外の幹部4人はそれぞれの背景が語られた上ですべて決着がつく。それぞれ同情の余地あり的な感じだったけどあまりちゃんと覚えてないので省略。省略

 

バトルロイヤルも予行演習でした

 ついにジェラールの元にたどり着く。彼の正体は旧王家の末裔(舞台であるカルバード共和国は元々は王制)。そのため王家の人間にしか扱えない魔剣を扱える。そしてその剣でしか反応兵器は起爆できないらしい。

 ジェラールの目的は恐怖を追い求めること。退屈を紛らわせる唯一のものは生死や秩序混沌の根底にあるもの、すなわち恐怖であると考えているらしい。

 ヴァンはジェラールにとどめを刺す。が、ジェラールは意味深な言葉を遺す。

 メルキオルは王城内に仕掛けた爆弾を起動し逃亡。ヴァン一行は6つ目のゲネシスを回収し脱出する。

 

 

 

終章

 とりあえずもろもろ一段落したから(してないと思うけど)バイト達も各々本業に戻るなりなんなりしなさいと。
 クエストタイムからの。

 地下に残党が集まってるぞ、キンケイドとともに調査、2班に分かれる。道中にヴァンの過去について昔話。孤児院出身のヴァン、9歳のときに里子にだされ(おそらくエレインの親父の差し金)、14で別のとこにいき、16でアラミスに入学、エレインとキンケイドと再会、エレインと半年付き合って2年のときに中退。中退理由は不明。

 奥にいくと半グレさんたちがうなってる。上位悪魔とやらが発生。エレインも駆けつける。協力して撃退。ベルガルド曰く悪魔の眷族だったらしい。

 

 モンマルトで打ち上げ。色んな人たちがなんやかんや集まってる。改めて改めるタイム。

 幼馴染三人でお話し。エレインがなぜ力にならせてくれないのかと問う。ヴァンは悪いと一言。

 

夜クエタイム。

 

 翌日。クエストタイム&改めて改めるタイムその2。

 あとグラムハート大統領の演説。次世代兵装として飛行艦やアサルトフレーム(共和国製ロボット)の紹介。具体的な目的はやはりわからず。

 

 メルキオル、第7のゲネシスを使って首都をパンデモニウム化(悪魔が顕現する現象)。死者蘇生。5章で無力化したはずの幹部たちも復活。もう一回倒すだけや!とか言ってる。ちょっとよくわからない展開。ここはそれなりにイベントの分岐があってもよかったのでは。

 

 ヴァンの知り合い以外時間の止まったイーディスを舞台に仲間探し。これがやばいめんどくさい。というかテンポが最悪。そしてなんか妙にロードが長くなった気がする。
 登場人物全部出てくるくらいの勢いの助太刀展開を経てジェラールの元へ。

 

 ゲネシスタワーに到着したヴァン一行。ついにヴァンは仲間たちを頼る。今まで貸し借りをまず考えていた。これは自身がいずれいなくならなければならない存在だと認識しており損得を清算していたかったため。頼るとは逆に言えば恩を返さない、返す機会を失うということ。それはつまりヴァンにとってのお別れを意味していた。

 

 復活した幹部連中とメルキオルを倒しジェラールの元へたどり着く。ジェラールはD∴G教団幹部時代に生まれながらにして魔核を持っていたヴァンからそれを抽出し、自身に取り込んでいた。
 真の力を得るには元々の所有者であるヴァンに殺される必要があったらしい。で、最後にヴァンを殺すことで完全体になれるらしい。理屈がわからん。

 夢から醒める選択をするヴァン。自らの悪魔の力を抑える役割だったグレンデルの力が解放される。

  ジェラールを倒し魔核がヴァンに戻り悪魔になる。ヴァンは自身と共に悪魔を封印する。

 

 メアの助けもあってヴァンの場所をつきとめる。仲間たちの呼びかけに応えるヴァン。魔王に立ち向かう。

 魔王を退け魔核も自らから切り離し境界(?)に投げ捨てる。

 色々不明なことはあるがおしまい。

 

 

 

感想

結局謎のゲネシスとやっぱり受け身な主人公

 ゲネシスとは何なのか。メアは何なのか。グレンデルは何なのか。クロード・エプスタインの言う世界の終わりとは何なのか。物語の最初に提示された謎が一切解明されず。というか8コ集まっていませんが。
 話の中心にゲネシスがあり、主目的はそれを探すこと。しかし能動的に探す描写はほとんどなく(1章の最初にヴァンがネットで検索したくらい)、全て敵が利用したものをたまたま回収しただけ。アルマータに利用されるのを未然に防ぐことはないしそもそも未然に防ごうとも思っていない。
 アルマータ側も集めてはあっさり渡すの繰り返し。これはやはり理解不能。明らかに超便利なのに惜しむ様子はないし主人公サイドの手に渡ったら脅威だとも思っていない。実際主人公達がゲネシスを持ってもメアの実体化とグレンデルはいいとして基本的には光るだけ。敵がゲネシスの特性や使い方を理解しているのも謎。あとそもそも8つは多すぎ。

 

主人公のストーリーはキリがよい

 ヴァンはパーティの中ではベルガルドを除けば最年長、わかりやすく他者を導く存在として描かれている。そして終盤で自身の問題が露呈した時逆に助けられる的な。この一連の王道進行が描かれていたのは良かった。

 

ヒロインの成長物語?

 アニエスはオラシオンで子供たちを上空に逃がす。おそらくこれがアニエスの成長を描いたシーンなのだと思う。しかしこれは本当に成長なのか。
 アニエスは最初から自分の意見ははっきり言うことが出来、観察眼もあるし状況を的確に理解できていた。口ではヴァンさんのとこで勉強したおかげみたいなことを言っているが、オラシオンでの一件もヴァンと関わっていなくとも手段を変えて何かをしていたと思う。アニエスはヴァンにどういう影響を与えられ、どう成長したかは実はよくわからない。
 そもそもアニエスの悩みが具体的に何なのかがよくわからなかった。悩みの根底にあるのは大統領の父親、だが肝心の対立は描かれていない。父親との向き合い方を考えているようだったがアニエスが父親の何に反発しているのか、もしくは抑圧されているのかはわからない。アニエスの行動原理の出発点がプレイヤーに明示されていないように感じた。よって共感しにくいし変化もわからない。
 おそらくアニエスは大統領の計画をある程度知っていて、そこに反発しているのではと思う。でも大統領サイドの動きは今作ではほとんどないのでそこがまだ語れず、アニエスの動機を描写する機会も少なかったのかなと。大統領サイドが本格的に動くと軌跡全体の物語もがっつり動くはずなので今作はヴァンのストーリーに集中してその辺は次回作に回したのかな。次回作でも動かないんだなこれが

 

至宝と盟主が出てこない

 軌跡全体として見た時、話の中心にいるのは結社というか盟主と至宝のはずなのでそれが出てこない以上サブストーリーっぽく感じてしまう。いや関係してるんだろうけども。

 

会話がネック

 会話のテンポがものすごく悪い。ふふ久しぶりだなから始まって誰々から聞いているだの何か起こればあの時の現象に似ているだの噂では聞いていただの一人ひとりの情報網について説明がある。場面転換するごとにこれ。とにかくキャラが多いのであいさつだけでかなりの時間をとる。

 

サブクエがしんどい

 クエストは話自体はおもしろい。ただすべて時限で好きなときにできる類のものではない。メインが少し進んだかと思えばサブクエ3つ、メインが少し進んだかと思えばサブクエ3つ…とまるで広告のよう。気持ちが切れる。

 

キャラクターについて

ヴァン

 年齢は24歳。閃の時に16歳だったプレイヤーくらいがターゲットなのかも。趣味はスイーツ、車、サウナとわかりやすくキャラ付けをしており、共感をしやすくする工夫が伺える。プレイヤーの分身(アバター)であることを少なからず想定しているような気はする。
 反面、交友関係・技能・謎の過去などを持ちながらもそのバックグラウンドをプレイヤーが知ることはなく置いてけぼり感は強い。また、主人公の人格はほとんど形成されており、他者を導く存在として描かれているしグレンデルをとってもプレイヤーが憧れるキャラ(ヒーロー)の側面も強い。
 アバターとヒーローの両方の性質を持っているがどっちつかずなところを感じた。でも今作でかなり色んな面を描いたと思うので次回作での安心感はあるかも。

 

アニエス

 あははって言う以外に欠点はないような気がするが、逆に悪いとこが無さ過ぎてつまらないというか。正直人間味が薄い。あ、でも先輩とか上司にはすごい好かれてそう。そして後輩には正論ばかり言ってちょっと煙たがられてそう。

 

フェリ

 アルーシャまたは息吹。このセリフを言う度に個性が薄れていくのを感じた。

 

アーロン

 背景や行動原理がはっきりしてる上にいちばんわかりやすく変化が見られたキャラな気がする。アーロンがヴァンを信頼する気持ちと、うぜぇって思う気持ち両方共感できた。ハッ、って言わなければすごくいいキャラだと思う。

 

カトル

 掘り下げが間に合わなかったキャラ。謎多し。

 

リゼット

 掘り下げが間に合わなかったキャラその2。

 

ジュディス

 映画スターにして怪盗、でも意外と隙だらけで残念美人。自然とボケてるし突っ込みも出来るしで塩梅がいい。

 

バルクホルン

 潤滑油。

 

最後に

 いつも思うけどキャラクターの造形と名前、声優の当て方はすごく素直というか馴染みやすくとても魅力的。このキャラクターたちの自然な会話を見てみたい。