24.05.22のアプデにより全キャラクターに調整が入りました。ここではルークの弱体化部分について、バトル変更リストではわかりにくいリーチや判定の部分に焦点を当てて調査したいと思います。
ざっくりしたまとめとしては、屈中P始動のコンボ火力が落ち、しゃがみ強パンチの判定が弱くなっていますが、その他の項目についてはそれほど大きな弱体化ではないと思います。強化項目も少なくなく、トータルまだまだ優秀なのは変わりないと思います。
※リーチはダルシムが1F後退したときの距離を1とした値です。
・立ち強キック
①攻撃持続を6F⇒7Fに変更しました。
②硬直を17F⇒16Fに変更しました。
③攻撃持続1~2Fの前方への攻撃判定を縮小しました。
④攻撃持続の最終フレームをガードさせた際にカメラの揺れを追加しました。
※ルーク側が有利となる状況をわかりやすくする調整となります。
リーチの変化
持続1F目 173⇒160
持続2F目 182⇒169
持続3F目 191⇒191
持続4F目 198⇒198
持続5F目 205⇒205
持続6F目 212⇒212
持続7F目 -⇒218(新規に追加)
持続1~2F目のリーチは少なくなっているものの、逆に言えば3F目を当てやすくもなっています。3F目をガードさせた場合は-3で確反がなくなるのでこのリーチ減は強化ともとれるでしょう。また、7F目を持続当てすることで+1F取ることが出来るようになりました。
他の調整項目として、ノーチェイサーの持続当てでも有利が取れるようになっています。ルークは持続当てしてプラスフレームを取れるようになる技がなかったのですがそれが二つも増えたことで起き攻めのバリエーションが増えそうです。
・しゃがみ弱パンチ
前方への攻撃判定を縮小しました。
リーチ 134⇒129
4F技の中ではザンギの屈弱Kに次ぐ2位のリーチを誇っていましたが、判定縮小によりランクダウンしました。それでも4位タイなので優れた技であることは変わらないでしょう。
ただ、連携できるリーチは減っており、例えば屈弱K>屈弱Pのリーチは67⇒62となっています。立弱Kを使えないモダンは屈中P>屈弱Pの連携も繋がりにくくなっていると思います。
4F技リーチランキング
1 | ザンギエフ | 屈弱K | 158 |
---|---|---|---|
2 | 本田 | 屈弱P | 132 |
3 | マリーザ | 屈弱P | 131 |
4 | ルーク | 屈弱P | 129 |
5 | ラシード | 立弱P | 129 |
6 | マノン | 屈弱P | 126 |
7 | JP | 屈弱P | 123 |
8 | キャミィ | 立弱P | 120 |
9 | キャミィ | 屈弱P | 120 |
10 | 春麗 | 立弱P | 120 |
11 | DJ | 立弱P | 118 |
12 | ガイル | 屈弱P | 116 |
13 | 豪鬼 | 立弱P | 115 |
14 | 本田 | 立弱K | 115 |
15 | エド | 屈弱P | 115 |
16 | マノン | 立弱P | 113 |
17 | ケン | 立弱P | 113 |
18 | リュウ | 立弱P | 113 |
19 | ブランカ | 立弱K | 113 |
20 | ラシード | 立弱K | 113 |
21 | キンバリー | 屈弱P | 113 |
22 | 豪鬼 | 屈弱P | 112 |
23 | ジェイミー | 屈弱P | 108 |
24 | リュウ | 屈弱P | 102 |
25 | A.K.I. | 屈弱P | 101 |
26 | エド | 立弱P | 99 |
27 | ジュリ | 屈弱P | 99 |
28 | 春麗 | 屈弱P | 97 |
29 | ケン | 屈弱P | 94 |
30 | ダルシム | 立弱P | 92 |
31 | ジュリ | 立弱P | 88 |
32 | 春麗 | 屈弱K | 88 |
33 | リリー | 立弱K | 83 |
34 | ダルシム | 屈弱K | 82 |
35 | リリー | 風纏い弱トマホークバスター | 80 |
36 | リリー | 風纏いODトマホークバスター | 80 |
37 | ケン | 弱竜巻旋風脚 | 78 |
・しゃがみ中パンチ
①始動補正15%を追加しました。
②前方への攻撃判定を縮小しました。
始動補正が追加されました。後述の屈強Pのコンボ補正の変更も相まってコンボ火力が落ちています。
例として、
屈中P>ラッシュ屈中P>屈強P>ジャスト中フラ>ジャスト弱フラ>強フラ
のコンボダメージは2894だったのが2532と362も減っています。
なお、DDTが強化され、
屈中P>ODフラ>DDT
のコンボダメージは2815です。SAゲージの増加量は前述のコンボが4400なのに対しこちらは4000で400しか変わりません。SAに繋がないのであればこちらのコンボを選択する機会も増えそうです。
リーチ 158⇒150
リーチが少し減りましたが屈弱Pと同じく全体で見ればまだまだ高水準の技です。
6F中攻撃の中ではA.K.I.の立中Pに次ぐ2位のリーチです。6F屈中Pの中ではいまだにトップです。
6F技リーチランキング ※弱体化項目赤字、中攻撃太字
1 | ケン | SA2 | 268 |
---|---|---|---|
2 | ザンギエフ | CA | 188 |
3 | ザンギエフ | SA3 | 180 |
4 | ザンギエフ | 屈弱P | 179 |
5 | マリーザ | 立弱K | 173 |
6 | リリー | 屈弱P | 163 |
7 | キャミィ | 中キャノンスパイク | 160 |
8 | ブランカ | 屈弱P | 160 |
9 | エド | 立弱K | 160 |
10 | A.K.I. | 立中P | 155 |
11 | ルーク | ODライジングアッパー | 153 |
12 | ガイル | 中サマーソルトキック | 151 |
13 | ルーク | 屈中P | 150 |
14 | DJ | 中ジャックナイフマキシマム | 149 |
15 | リリー | 立弱P | 148 |
16 | DJ | 屈中P | 148 |
17 | DJ | 強ジャックナイフマキシマム | 148 |
18 | DJ | ODジャックナイフマキシマム | 148 |
19 | JP | 立弱P | 147 |
20 | ガイル | 屈中P | 147 |
21 | JP | 屈弱K | 142 |
22 | 豪鬼 | 屈中P | 140 |
23 | ルーク | 中ライジングアッパー | 139 |
24 | キンバリー | 立中P | 139 |
25 | マリーザ | 立弱P | 138 |
26 | ジェイミー | 弱張弓腿 | 136 |
27 | ジェイミー | OD張弓腿 | 136 |
28 | ジュリ | 強天穿輪(持続2F目) | 136 |
29 | リュウ | 屈中P | 134 |
30 | ラシード | 立中P | 133 |
31 | ガイル | ODサマーソルトキック | 132 |
32 | ジュリ | 屈中P | 131 |
33 | ケン | 屈中P | 131 |
34 | キンバリー | 屈中P | 129 |
35 | 春麗 | 屈中P | 128 |
36 | ジェイミー | 屈中P | 124 |
37 | リリー | 弱トマホークバスター | 121 |
38 | キンバリー | OD武神旋風脚 | 120 |
39 | キャミィ | 立中P | 118 |
40 | キャミィ | ODキャノンスパイク | 118 |
41 | ジュリ | OD天穿輪 | 117 |
42 | 春麗 | OD天昇脚 | 116 |
43 | リュウ | 立中P | 113 |
44 | リュウ | OD昇龍拳 | 112 |
45 | 豪鬼 | OD豪昇龍拳 | 112 |
46 | ケン | OD昇龍拳 | 108 |
47 | ラシード | 強スピニングミキサー | 108 |
48 | リュウ | 中昇龍拳 | 106 |
49 | 豪鬼 | 中豪昇龍拳 | 106 |
50 | ラシード | ODスピニングミキサー | 105 |
51 | キンバリー | 弱武神旋風脚 | 104 |
52 | 豪鬼 | 立中P | 104 |
53 | リリー | ODトマホークバスター | 100 |
54 | ジュリ | 立中P | 100 |
55 | ケン | 中昇龍拳 | 100 |
56 | リリー | 風纏い中トマホークバスター | 96 |
57 | ラシード | 屈中P | 92 |
58 | 本田 | ODスーパー百貫落とし | 87 |
59 | ルーク | SA1 | 86 |
ちなみにDJのジャックナイフマキシマムはそれぞれ6F技の中で2~4位のリーチを誇る技でしたがかなりリーチが減っています。
ラシードの屈中Pは7F目でリーチが伸びるタイプです。ラシードとブランカの屈中Pは持続でリーチが変わります。
マノンは6F技を持ちません。
・しゃがみ中キック
空振り時のみ、19~29Fの体部分のやられ判定を前方に拡大しました。
密着からジェイミーがバックジャンプした距離でルークが中足を振ったとき、ジェイミーの屈中Pで差し返すことで検証したいと思います。
変わっていませんでした。予想では全体25F目以降も当たるようになっているのかと思ったのですが…。もちろんこの検証では変化が見られないというだけですが、劇的に差し返ししやすく/されやすくなっているほどやられ判定が拡大した訳ではないと思います。
・しゃがみ強パンチ
①コンボ補正を10%⇒15%に変更しました。
②真上付近の相手に当たりづらくなるように攻撃判定を縮小しました。
③攻撃持続1F目の攻撃判定を前方に拡大しました。
④動作7~8F目の上半身のやられ判定を拡大しました。
⑤動作の見た目にあわせてキャラクターの中心軸が移動するようにしました。
※必殺技キャンセル時に若干前に出る、ジャンプに対してめくられやすくなる等の影響があります。
コンボ補正の影響については屈中Pの項を参照してください。
リーチは92⇒100と伸びています。立ち回りで使う技ではないのでコンボを繋がりやすくする措置だと思いますがどこまで恩恵があるかはよくわかっていません。
画面端背負い時にジュリのJ強Pをどの程度落とせるかで検証したいと思います。
判定が弱くなり、ジュリのJ強Pが落とせなくなりました。ジュリのJ強Pがおかしいということもありますが、他のキャラでも通常技対空できないといわけでもないのでルークの屈強Pでは相性がかなり悪くなったことがわかります。
ちなみに途中でクロスアップしてることから体が前進していることもわかります。
・ジャンプ強パンチ
動作9F目からやられ判定を下方向に拡大しました。
※拡大したやられ判定は飛び道具無敵となります。
まず変更点はやられ判定のみですので飛び込みの鋭さ、つまりジャンプしてから相手に攻撃が当たるまでの速度は変わっていません。次の検証の例で言うと、ジャンプしてから34Fでジャンプ強Pが当たっています。これはジュリのJ強P、DJの2弱Kに次ぐ速さです。リターンの高さからもかなり優秀な技です。
次に変更点について。密着からJPがバックジャンプした距離でルークのJ強Pをどの程度屈強Pで落とせるか検証したいと思います。
これを屈強Pを出すタイミングを変えていきます。それをまとめた表がこちら。
屈強Pのタイミング | 調整前 | 調整後 |
---|---|---|
J強P発生9F前 | JPの勝ち | JPの勝ち |
J強P発生8F前 | ? | JPの勝ち |
J強P発生7F前 | ? | 相打ち |
J強P発生6F前 | ? | 相打ち |
J強P発生5F前 | 相打ち | JPの勝ち |
J強P発生4F前 | ルークの勝ち | 相打ち |
J強P発生3F前 | 相打ち | 相打ち |
J強P発生2F前 | ルークの勝ち | ルークの勝ち |
『?』というのは記録(スクショ)がない部分です。おそらくJ強P発生9~6F前はJPの勝ちだったのでわざわざ記録を取らなかった気がするのですが、調整後の結果において発生7F前と6F前で相打ちになっているので調整前の結果がどうだったか自信なくなりました。
明確に変わったとわかる部分は、J強P発生5F前が相打ちからJPの勝ちになり、J強P発生4F前においてもルークの一方勝ちが相打ちになっています。
ただ劇的に落としやすく/落とされやすくなったわけでもないかなと思います。
・ジャンプ強キック
動作10F目からやられ判定を下方向に拡大しました。
※拡大したやられ判定は飛び道具無敵となります。
J強Pと同じく変更点はやられ判定のみですので飛び込みの鋭さ、つまりジャンプしてから相手に攻撃が当たるまでの速度は変わっていません。次の検証の例で言うと、ジャンプしてから36Fでジャンプ強Kが当たっています。J強Pに比べると2F遅いですが、全体的に見れば速い方でかつ横方向に長い優秀な技です。
次に前項と同じく、密着からJPがバックジャンプした距離でルークのJ強Kをどの程度屈強Pで落とせるか検証したいと思います。
結果の表はこちら。
屈強Pのタイミング | 調整前 | 調整後 |
---|---|---|
J強K発生10F前 | JPの勝ち | JPの勝ち |
J強K発生9F前 | 相打ち | 相打ち |
J強K発生8F前 | 相打ち | 相打ち |
J強K発生7F前 | JPの勝ち | JPの勝ち |
J強K発生6F前 | 相打ち | 相打ち |
J強K発生5F前 | 相打ち | 相打ち |
J強K発生4F前 | ルークの勝ち | ルークの勝ち |
なんと調整前と調整後で全く変わりませんでした。少なくともこの評価方法では変化がわかりませんでしたので恐らくそこまで劇的に変化したわけではなさそうです。
ただ、調整前と後の変化を捉えることが出来ない評価方法であったことは間違いないので今後に活かせたらと思います。