まゆげのゲームレビュー

閃の軌跡レビュー・考察ブログです

【閃の軌跡Ⅰ】Amazonレビューのレビュー<ストーリーと音楽は高評価なものの、グラフィックとロード時間に課題があった作品>

※閃の軌跡Ⅰのネタバレはほとんどありません。購入の参考になるかもしれません。

※本記事の読了目安時間は10分前後です(約4500字)。

 

こんにちは、まゆげと申します。

本日は閃の軌跡ⅠAmazonレビューのレビューをしていきたいと思います。

前置きが長いので、本題に早く進みたい方は目次から『Amazonレビューのレビュー』の項をクリックしてください。

 

 

趣旨

Amazonレビューをまとめることで、評価点と不評点を洗い出し、☆の数だけではわからないユーザーの意見についてレビューするというものです。また、Amazonの評価値は作品を適切に評価しているかについても言及します。

ネタバレや固有名詞は極力排除しておりますので、購入を検討している人も安心して見ることが出来ます。

そして、プレイヤーがどのような評価をしているのかを、数字とグラフで改めて共有することが出来ます。

 

Amazonレビューのまとめ方

評価項目

評価項目は、ゲームを構成する(であろう)6つの大項目と、それを細分化した小項目を設定しています。それぞれの項目は互いに影響し合うため、厳密に分けることは難しいのですが、レビューの内容からより近い項目を判断して仕分けています。

なお、今回は、閃の軌跡について取り扱うので、騎神戦と絆システムの項目を入れてあります。

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加点減点基準

レビュー内容を前項の評価項目に照らし合わせ、肯定意見はプラス1ポイント、否定意見はマイナス1ポイント

『(従来作品から)改善された』といった表現はプラス1ポイント

『気にならない』、『許容範囲』、『我慢できるレベル』といった表現はノーカウント
『面白い』、『システムが悪い』など具体的に何を指すかわからない場合はノーカウント
評価項目にない意見は対象外(例えば、プラットフォームに不満があるなど。それでも98%くらいの意見は反映されていると思います)

一つの項目に対し、ここがよくてここがダメという書き方の場合、プラスマイナス両方に1ポイントずつ

一人が一つの項目に対して複数回言及していても、最大で±1ポイントまで

声の大きい人の意見に耳を傾けすぎない分、その人の真摯な想いも反映されにくい集計方法になっています

 

『グラフィック』と『演出』や、『やり込み要素』と『ボリューム』など互いに作用する項目は、本質が近いほうに票を入れています。また、テンポ感と言っても、ロード時間によるものなのか、会話の長さによるものなのか、ひとつひとつの戦闘の長さなのかにより変わります。これも言及の仕方によりどこにポイントを入れるかを都度判断しています。複数カ所に入れることもあります。

評価値は、意見の合計数に対する割合で示すべきですが、それはそれで数字が細かくなるため、わかりやすくするためにそのままの値を用いています。また、一つひとつの評価値はすべて均等な値として扱っています。

本集計方法が、必ずしも作品の正しい評価に繋がっているわけではないのであくまでご参考程度に見ていただけると幸いです。

 

Amazonレビューのレビュー

タイトル基本情報

タイトル:閃の軌跡Ⅰ(改ではありません!)

発売日: 2013/9/26

プラットフォーム:PS3(vitaの人ごめんなさい)

レビュー状況:

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評価3.4 

 

Amazonレビューのまとめ

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画像右下の『グラフの見方』から読んでみてください

ここからが本記事のメインです。グラフはごちゃごちゃしていますが、ざっくりと見ていきましょう。

 

・評価合計値とAmazon評価

全項目の合計値はマイナス27ptでした。単純に考えると、Amazon評価が3であれば肯定意見と否定意見が相殺しあってプラスマイナスゼロ、評価3.4であればプラス側に行くかとも思いました。まぁ誤差の範囲内で済ませられるかもしれませんが、Amazon☆評価は少し甘めの値と見るべきでしょう。

ちなみに、マイナス27ptは閃4作の中では2位の成績です。他の作品の順位を予想してみよう!

 

・評価されている項目トップ3

1位 音楽 +36pt

さすが音楽の日本ファルコムと言うべきでしょうか。否定的な意見も少なく、低評価をつけている人でも評価している人が多いことがわかります。しかし、具体的なコメントがあまり見られませんでした。

 

2位 ストーリー +34pt

『軌跡で学園物が新鮮』、『先が気になるストーリー』などの意見で評価を得ています。反面、『謎が多すぎる』、『問題が解決されていない』等の否定意見も少なくないため第2位ですが、肯定評価数だけで見れば1位です。ストーリーRPGの名に恥じない結果でしょう。

 

3位 キャラクター +20pt

キャラクターの項目は、このキャラは好きだけどこのキャラは嫌いといったように、賛否が分かれやすい項目です。肯定意見が勝っているというのは、キャラ描写は悪くなかったということでしょう。肯定意見として、『2Dイラストが良い』、『各キャラの掘り下げがよかった』等。否定意見としては『テンプレキャラ』、『掘り下げが足りない』等の意見が見られました。

 

・不評だった項目ワースト3

1位 ロード時間 -58pt

☆1から5まで万遍なく不評点として挙げています。とにかく『長い』とのこと。私は改でプレイしたので皆さんの味わった地獄を知らないので何とも言えませんが相当だったのでしょう。処理落ちの項目でも-18ptとなっておりゲーム全体のテンポ感が悪いことがうかがえます。

 

2位 グラフィック -46pt

1位と同じく不評点の中心となった項目です。軌跡シリーズは本作からプラットフォームをPS3(とvita)に移し、3Dモデル化を果たしました。これについて是とする声もあるものの、やはり『旧作のほうがよかった』や『技術が追いついていない』『PS2レベル』とする声が多く見られました。

 

3位 エンディング -19pt

『続編ありきという姿勢』、『中途半端な展開』について不満が見られました。しかしそれでも-19ポイントですから大多数の意見というわけでもありません。やはりファンにとってはある程度予想出来ていたことなのかもしれません。

 

 ・レビューの傾向

他に注目すべき主な項目は戦闘(+19pt)でしょうか。好評4位ですから戦闘も良い出来と捉えていいでしょう。

セリフ・テキストは+1pt、イベント・演出は-7pt、騎神戦は+1pt、絆システムは-5pt、です。これらの項目は次々作あたりから猛威を振るうことになるのですが、閃Ⅰでは鳴りを潜めてます。もしかしたら他の悪いところ(ロード時間等)に目が行き過ぎていた可能性もあります。

過去作との繋がりについて言及している人も多くありません。シリーズものでありながらこの点への言及がないということは、閃から入った人もすんなり物語に入っていけたことを示しているのではないでしょうか。また、メーカーとしても過去作のキャラに頼っていないことがうかがえます。

他の項目はほとんど言及されていません。話題に挙がらない、というのはゲームをしていて気にならなかった、問題なかったという点ですので評価されるべき点だと思います。カラオケに行って、友達の歌を普通に聴けたらその友達の歌は上手い理論です。つまり『普通』というのは結構すごいことなのです。

  

・☆5でもダメなところはダメと言っている

このグラフから、軌跡ファンの真面目さ(?)みたいなものが感じ取れます。普通に考えると、グラフの右側は水色と緑の棒グラフ、左側は赤とオレンジの棒グラフに分かれるような気がします。事実、ヴェスペリアはそんな感じでした。ですが、閃Ⅰのグラフを見ると☆5であっても悪いところを挙げ、☆1であっても良いところを挙げていることがわかります。レビューを見ていても、否定しかしていないのに☆4~5の評価というのも珍しくなかったです。それはそれでどうなのとは思うのですが、ファンの愛情のようなものを感じました。

 

・レビュー熱量(意見総数÷レビュー件数)

 閃Ⅰの肯定否定合わせた意見総数は544です。レビュー件数の163で割ると、1人当たり平均3.3項目について言及していることになります。この数字は結構興味深いです。

この値はレビュアーの熱量を表す指標にもなるような気がします。以降、単位を度とします。

集計をしたゲームが少ないので確かなことは言いにくいのですが、閃シリーズは大体3~3.5度くらいで、ヴェスペリアが2.2度でしたので明らかな差があります。閃ファンというか軌跡ファンの熱量が高いことがうかがえます。事実、ヴェスペリアは結構淡々とした文章が多かったのですが、閃は長文が多かった気がします。

もちろん、ひとつの項目について長文を書いている人も多いので一概にそうとは言えませんし、算術平均ではなく中央値で見るとまた違った見え方ができるでしょう。単純にレビューのテキスト量を測定してみても作品毎に違った傾向が見れそうです。

それともう一つ言えることは、レビュアーが言及したいことはせいぜい2~3項目程度であるということです。言及するところは似通ってきます。つまり、目立つ点について言及し、それが評価に直結します。そして良い点よりも悪い点の方が目立ちやすい気がします。閃Ⅰは、良くも悪くもロードとグラフィックにヘイトが集まった作品なのかもしれません。

 

閃の軌跡Ⅰをやるなら改で!

ストーリー、キャラ、音楽、戦闘システム等のRPGの要である要素は評価されており、主な欠点はロードとグラフィック、エンディングです。

今は閃の軌跡Ⅰ改がPS4で出ており、ロードの問題は完全に解消され、しかもハイスピードモード(倍速プレイ)があるので快適さは抜群です。エンディングに関してはシリーズ物であることを知っていれば心構えができます。ロードオブザリングを見る気持ちで臨みましょう。残りのグラフィックは慣れでカバーすれば十分良作のRPGであると言えます

ちなみに改の評価はこんな感じです。

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完全に神ゲーの評価分布

と、Amazonレビューから客観的におすすめしようとするとそんな感じなのですが、私個人としては全然おすすめしません。正直ファンの評価は優しすぎると思います。しかし、謎の魅力があることは間違いないです。色んな人から反感買いそうですが、彼岸島みたいな感じです。彼岸島って面白いは面白いんですけど、設定なんかも結構マジでひどくて、あ、まだ続くの?って展開で人に勧めにくいじゃないですか。そんな感じです。

というわけで全然おすすめしませんが、もしやるならPS4版の閃の軌跡Ⅰ改をやりましょう。

英雄伝説 閃の軌跡I:改 - PS4

英雄伝説 閃の軌跡I:改 - PS4